今月の世界の珈琲(7月)

今月の世界の珈琲(7月)

インドネシア共和国
『バリアラビカ神山ナチュラル』

Republik Indonesia Bhinneka Tunggal lka Bali

 コーヒー通の間では有名な豆の一つに、バリアラビカ神山という珈琲がございます。バツール山山腹に産地があり、完熟したコーヒーの実だけが、熟練した農園スタッフたちの手によって一粒一粒丁寧に摘み取られます。通常はウォッシュド処理され、焙煎はフルシティで強めに焼きまして、ほろ苦さを楽しむのが一般的です。インドネシア産の中でもトップクラスの人気を誇ります。今回、バリ神山に新しくナチュラルが登場しました。

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 インドネシアの気候条件では高品質なナチュラルコーヒーの生産は困難なのですが、乾燥工程の工夫と現地熟練スタッフの管理技術により、試行錯誤を経てようやくバリ神山にナチュラルが誕生したのです。契約農家の方々が、丹精込めて育てた完熟チェリーをハンドピックで丁寧に収穫。良い状態で乾燥させる為に収穫してすぐの新鮮なチェリーをその日の内に山の麓まで運び、熟練のスタッフが手間ひまかけて乾燥させます。脱穀後もハンドピック選別を重ね厳選され、ようやくバリアラビカ神山ナチュラルは完成するのです。

 ナチュラル特有のフルーティな香りと、チェリーの甘みを感じられる上質な一品に仕上がりました。

sekai201907

 ナチュラル精選(非水洗式)が難しいと云われているインドネシアのコーヒーですが、今回 徹底した管理と惜しみない手間ひまをかけて完成したのが、バリアラビカ神山ナチュラルです。ナチュラルらしいフルーティーなフレーバーとフレッシュさをお楽しみ下さいませ。

 

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海を越えて 国境を越えて